現在、工事中の『独立した二世帯が集う家』(SE構法木造3階建)の1/50模型。「各世帯がプライバシーを尊重しながら暮らせる落ち着きのある住まい」をテーマとし、3階を親世帯とした二世帯住宅です。
南側外観 1階の手前にガレージがあり、二世帯共用の玄関は左奥にあります。2方向の道路かかる道路斜線制限を天空率緩和をつかってクリアし、四角い形(外観)を崩さずに最大限のボリュームを確保しています。
>>関連ブログ2010.10.5 関連道路斜線制限と天空率緩和
外観はガルバリウム鋼板とサイディングの組合わせで、形(ボリューム)の分節を表現。SE構法のこの建物では、手前の道路側に間口いっぱいでビルトインガレージを設けています。
[左]建て主の方はこの地に長くお住まいのため、共用の玄関ポーチ横に近隣の方との交流スペースを設け、植栽も植えます。
[右]玄関見返し。飾り棚のある下足入れ収納と、右奥のシューズインクローゼットで二世帯分の収納を確保。手前にホームエレベータ乗り場があります。
子世帯夫婦の共通の趣味であるサックス。4〜5人でのアンサンブルも可能な音楽室は防音仕様。
2階子世帯のLDK。アイランドキッチンで背面の収納は引き戸の中に隠れています。天井には室内から外のバルコニー(右側)まで板を貼り、水平方向の広がりを強調。
キッチンから水平窓が連続したリビング・ダイニング側をみる。SE構法の利点を活かした、耐力壁の少ない構造。左はバルコニー。窓辺にはベンチを造り付け。
[左]通路の一画に設けた図書スペース。物干にも使えるバルコニーに面しています。
[右]上部が吹抜た物干バルコニー。この吹抜を通して3階の親世帯の様子が伺えます。二世帯住宅の設計では「親世帯と子世帯の程よい距離感の取り方」を建築的な仕掛けとしてどのように作るかが大きなポイントになりなす。
3階親世帯のLDK。ホームエレベータを設けることで、家に居る時間が長い親世帯を日当たりのよい3階に配置。手前が一段上がった和室で、来客時には建具で閉じる事もできます。正面の板張り壁の背面には寝室があり、天井との間(欄間)にはガラスを入れて広がり感をだしています。
3階親世帯のLDK。左奥にキッチン。一段上がった和室(小上がりの畳スペース)と一体的に使うダイニングスペース。
[左]建具のある面を板張りの濃い茶色とした寝室。
[右]お父様の工房。作業台は元の工房のものを加工して造り付けます。外(3階のバルコニー)に一旦出てアプローチする”離れ”のような場所です。
>>関連ブログ2014.10.18 独立した二世帯が集う家 窓と工房の打合せ
細かな 作業を黙々と続ける模型マスターU君。エレベータホールや階段部分は取り外せて内部が見える工夫がされており、難しい階段の廻り段部分も図面通りに忠実に作られています。
>>設計・工事経過 ブログカテゴリー 独立した二世帯が集う家
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その1
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その2
>>独立した二世帯が集う家 竣工写真 その3
>>住宅紹介動画 House_Movie03 独立した二世帯が集う家
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【設計事務所アーキプレイスでの木造3階建ての住宅事例】
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